礼拝石 礼拝石 庭園の中央に配置された石で、そこで礼拝したり、またその石に立ってそこの庭園全体をまず最初に見渡すときなどに使います。 古代寺院では堂内は僧侶といえども、みだりに入ることは許されず、清掃や献灯・献花・献香の目的をもって入堂していました。堂内の本尊への礼拝、読経は堂の外で行われ、その所定の場所として仏堂正面の灯篭やその手前に設置された「石」がありました。 このことから「礼拝石」と呼ばれています。 礼拝石には自然石や切り出した石など、さまざまありますが、その目的は同じです。